2013年10月13日日曜日

スペースメン 3 / Sound of Confusion


Spacemen 3 / Sound of Confusion

Spacemen 3 / Sound of Confusion(1986年リリース)
①Losing Touch with My Mind ②Hey Man ③Rollercoaster ④Mary Anne ⑤Little Doll ⑥2:35 ⑦O.D. Catastrophe ⑧Walkin' With Jesus ⑨Rollercoaster(Live) ⑩Feel So Good ⑪2:35 (Demo)


【アルバムについて】
1982年に結成したスペースメン3は1986年にこのアルバムでデビューした。60年代のガレージ・ロックのような音で③は13thフロア・エレベーターズ、④はジューシー・ルーシー、そして⑤はザ・ストゥージズのカバーというところからもガレージ度が伝わってくる。ついでに言うと⑦はやはりザ・ストゥージズの"T.V.Eye"をモチーフとした曲だろう。2枚目のアルバム以降はサイケデリック色が強くなり、ドローン系のバンドとなっていく。なお、CDのボーナストラックに収録された⑨のライヴ・バージョンは圧巻で、17分あるうちの後半10分以降からはずっと同じリフが繰り返されるという、ちょっとしたトリップ気分も味わえる(しかもフェイドアウトで終わるとか、実際に何分ぐらいやったんだよ)。シューゲイザー的側面もあって、もし1991年にバンドが消滅していなかったらもっと多くの聴き手を獲得できたんじゃないかと思う。

【オススメ度】★★★★★
1989年ごろ、当時の友人のところへ遊びに行った時に聴かされて「こういうの好きでしょ」と言われたことだけをよく覚えている。でもどのアルバムだったかは覚えていない。彼らのアルバムはどれも好きなんだけど、今でも頻繁に聴くのはやはりこのアルバムなので、これをいちばんにオススメしたい。分かり易いってところもあるからね。(h)

【kakudayaの感想】
90年代、音楽の情報源と言えば専らロッキング・オンやクロスビートといった洋楽誌で、即ち俺は音楽情報を活字から得ていた(その次に情報源となったのがtvkの音楽番組で、その次は数少ない友達)。従ってスペースメン3に関しては、スピリチュアライズドのジェイソン・ピアースの居たバンド、という情報を活字で得ていたのみであった。その当時、スピリチュアライズドを少しだけ聴いて興味が持てなかった俺が、スペースメン3に辿り着くことは今日までなかったのだ。今回、このようなオチのない文章を書かせていただいたことを好機と捉え、スピリチュアライズドの『宇宙遊泳』をもう一度聴き直してみようと思った。



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