2014年3月30日日曜日
ザ・ローリング・ストーンズ / イングランズ・ニューエスト・ヒット・メーカーズ
The Rolling Stones / England`S Newest Hit Makers(1964年リリース)
①Not Fade Away ②Route 66 ③ I Just Want to Make Love to You ④Honest I Do ⑤Now I've Got a Witness ⑥Little by Little ⑦I'm a King Bee ⑧Carol ⑨Tell Me ⑩Can I Get a Witness ⑪You Can Make It If You Try ⑫Walking The Dog
【アルバムについて】
ローリング・ストーンズほど今さら説明不要なバンドもないだろうけど、それでも彼らのファースト・アルバムからちゃんと押さえているという人はグッと減るんじゃないだろうか?正直に告白すると、30年近くストーンズを聴いているが、ファースト・アルバムを聴いたのはつい最近だ。どうも俺は彼らの60年代の「音」が好きではなく、1969年の『ベガーズ・バンケット』からが特に好きなんだけど、今回このファースト・アルバムを聴いて思ったのはまんま『ベガーズ・バンケット』だった。このアルバムは⑨だけが彼らのオリジナル曲で、残りは彼らが影響を受けたブルースやR&Bのカバーで占められている。以前抱いていた印象は「カバーばかりかよ」というもので、それがもとで聴くことをしなかったなんてバカだったなと反省している。そう、俺が好きな『ベガーズ・バンケット』はこのファースト・アルバムで敬意をこめてカバーしている楽曲たちをちゃんと昇華したことで生まれたものであり、そして以降そのブルースをベースに、デビューから50年も経った今でも活動しているわけだ。たった2枚のアルバムを挙げただけで語れるバンドじゃないけど、俺にとっては目から鱗の衝撃だった。ところで、この"England`S Newest Hit Makers"というタイトルはアメリカ盤でのタイトルで、イギリスではバンド名がそのままタイトルだったんだけど、CD化にあたりアメリカ盤が基準になってしまっている。イギリスのバンドなのになぜそうなっちゃうのか・・・。
【オススメ度】★★★☆☆
上でも書いたように、俺はあまり彼らの60年代のアルバムはほとんど聴いていない、せいぜい『サタニック・マジェスティーズ』と『アフターマス』そして『ベガーズ・バンケット』ぐらいで、そこから以降のキャリアは追っているけど、正直ストーンズはどこから聴いてもよい。ベスト盤からでもいいし、気に入ったら他のアルバムも聴いていけばいいんじゃないかと。だからいきなりここから入っても良いだろうし、多少の時代背景も含まれているものの、彼らの根底にあるもものは50年間ずっと変わらずなんだから。まさにローリング・ストーンズ、転がりつづける石だってこと。(h)
【kakudayaの感想】
これほどまでに長いキャリアを築き、なおかつ新作を創り、ツアーを続けているミュージシャンもそう多くはないだろう。多作ではないものの、そのディスコグラフィはキャリアに比例して必然的に長くなってしまう。その結果、俺のようにほんの一部の作品しか触れることができていない人も多いのではないか。などと言い訳してみたものの、結局俺はこれまでローリング・ストーンズというバンドにそれほど入れ込むことはなかった。今回初めて耳にしたこの1stアルバムのサウンドや雰囲気は嫌いなものではなく、特にエアロスミスが1stアルバム『野獣生誕』で真似してカバーした⑫なんかは特に好きだ。しかし、俺の場合はこの1stアルバムに手を出すよりも、一般的な評価の高い、かつ俺が未聴な作品を聴く方が先ですね。
Walking The Dog
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