2013年11月3日日曜日
ジェーンズ・アディクション / ナッシングス・ショッキング
Jane's Addiction / Nothings Shocking(1988年リリース)
①Up the Beach ②Ocean Size ③Had a Dad ④Ted, Just Admit It... ⑤Standing in the Shower... Thinking ⑥Summertime Rolls ⑦Mountain Song ⑧Idiots Rule ⑨Jane Says ⑩Thank You Boys ⑪Pigs in Zen
【アルバムについて】
ジェーンズ・アディクションについては、中心人物のペリー・ファレルがアメリカ各地をツアーするロックフェスティバル『ロラパルーザ』を立ち上げたことや、ギタリストのデイヴ・ナヴァロがレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下RHCP)に参加するなど、バンドよりもメンバー個人の活動の方が有名だったりするのではないだろうか。
ジェーンズ・アディクションは1987年にライヴ録音のセルフタイトルアルバムをリリースしており、この『ナッシングス・ショッキング』は正確にはこのバンドの1stアルバムではなく、初のスタジオアルバムということになる。RHCPやフィッシュボーン、リヴィング・カラー、フェイス・ノー・モア辺りを連想するごった煮なハードロックサウンドではあるが、デイヴのギターとよくわからんふわふわしたグルーヴ、そしてペリーの唯一無二のヴォーカルがバンドの個性を特徴づけている。ちなみにRHCPのフリーやフィッシュボーンのアンジェロなどが⑧でホーンセクションを担当しており、当時のシーンのバンド同士の繋がりを感じる。
【オススメ度】★★★★☆
2枚目のスタジオアルバム『リテュアル・デ・ロ・ハビテュアル』を1990年にリリース後、バンドは解散してしまう。その後、ペリーのポルノ・フォー・パイロス結成やデイヴのRHCP参加などの紆余曲折あり、メンバーの出入りがありながらも再結成と活動停止を繰り返す。再結成後も精力的に作品をリリースしているが、ポルノ・フォー・パイロスなども含め、初期のアルバムを上回る評価は得られていない。従って最初に聴くアルバムとしてはこの『ナッシング~』か、より完成度の高い『リテュアル~』のどちらかが良いと思う。(k)
【hiroumiの感想】
上でkakudaya氏が書かれているように、ジェーンズ・アディクションというとロラパルーザだったり、デイヴ・ナヴァロがレッチリにとか、そういうイメージの方が強くて、肝心の音楽についてはあまり知らない。このデビュー・アルバムは当時の友達が持っていたから聴かせてもらったが、1988年のまだ二十歳の俺には後のオルタナティヴ系のバンドは受け入れることができなかったというのが実際のところだった。アメリカにおいては、まだメインストリームな音楽の方が聴かれていた時期だったと思うし、俺もそんな音楽を追いかけていた1人だった。分かり易く言うと、その頃出たレッチリの『母乳(Mother's Milk)』をあまり受け入れることができなかったんだから、このアルバムならなおさらでしょ?分かる人だけに言うけど。
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