2013年11月10日日曜日
ルー・リード / ロックの幻想
Lou Reed(1972年リリース)
①I Can't Stand It ②Going Down ③Walk And Talk It ④Lisa Says ⑤Berlin ⑥I Love You ⑦Wild Child ⑧Love Makes You Feel ⑨Ride Into The Sun ⑩Ocean
【アルバムについて】
2013年10月27日、ルー・リードはついにあの世に行ってしまった。1970年にヴェルヴェット・アンダーグラウンドを脱退したルーは印刷工をしながら生活していたそうだが、すぐにRCAレコード契約してこのアルバムの制作に取り掛かった。大半の曲はヴェルヴェッツ時代の曲で、同グループへの落とし前をつけるのが彼にとっては最初にすべきことだったのだろう。シンプルなロック・アルバムで女性コーラスが目立つほか、イギリスへ渡っての録音らしく、イエスのスティーヴ・ハウやリック・ウェイクマンが参加している。ヴェルヴェッツ時代を含めて45年以上も世界中に影響を与え続けてきたルー・リード。他のアルバムばかりが目立っているが、このアルバムも聴いてやってほしいものだと俺は思う。それにしても『ロックの幻想』って邦題はなんとかならなかったのかな。
【オススメ度】★★☆☆☆
上でも書いたが、このアルバムの10曲中8曲はヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代の曲で、ヴェルヴェッツ解散後に出たアルバムなどの収録されていたこともあって、きっとこのアルバムが出た当時は新曲に近いものだったと思われる。彼のソロ・キャリアは2作目の『トランスフォーマー』からが本領発揮であって、聴くべきであろうアルバムも他にたくさんあるのでこのアルバムは後回しでもいいかと思う。ただ、ひとつ言っておきたいのは、このアルバムは評判悪いけど、決してそんなことはないということ。俺は好きだしこれ(って、実はルーのソロはあまり聴いていないからだけど)。(h)
【kakudayaの感想】
ルー・リードのソロ作品はベスト盤を聴いたことのある程度の俺だけど、①を初めて聴いてそのシンプルさ、オーソドックスな構成に驚いた。ヴェルヴェッツの最初の2枚しかまともに聴いたことない俺が勝手なイメージを構築してるだけなんだろうな。これ以降も2011年のメタリカとコラボした『ルル』に至るまで、ずっと創作活動を作り続けていたのに失礼な話ですよね、ホント。ゴメンなさい。
Lou Reed / I Can't Stand It
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