2013年7月14日日曜日
アラニス・モリセット / ジャグド・リトル・ピル
Alanis Morissette / Jagged Little Pill(1995年リリース)
①All I Really Want ②You Oughta Know ③Perfect ④Hand In My Pocket ⑤Right Through You ⑥Forgiven ⑦You Learn ⑧Head Over Feet ⑨Mary Jane ⑩Ironic ⑪Not The Doctor ⑫Wake Up ⑬You Oughta Know (Alternate Take)
【アルバムについて】
カナダ出身のシンガーソングライター、アラニス・モリセットがマドンナ主催のレーベルMaverick Recordsよりリリースした世界デビューアルバム。実はそれ以前にカナダ国内向けに2枚の作品をリリースしており、正確には1stアルバムではない。化粧っ気のないオバチャン顔、伸ばしただけの長い髪、カジュアルな服装、さらにその赤裸々な歌詞から、モテない少女たちの絶大な支持を得る。彼女の高い作曲能力と当時のオルタナティヴロックの影響をモロに受けたサウンドがマッチし、6曲もシングルカットされるような完成度の高いアルバムとなった。それゆえセールス面で彼女は未だにこの作品を超えることができていないが、音楽活動をするにはそれぐらいの方が好きなことができてちょうどいいと思う。蛇足だが②にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーとデイヴ・ナヴァロ(当時)が参加している。
【オススメ度】★★★★★
まずはこの作品を聴いてみて、次に『アンプラグド』あたりに手を出すのが吉。(k)
【hiroumiの感想】
前にパティ・スミスのアルバムのことを書いた時に俺は「他の女性ミュージシャンは結局のところ「女」を売りにしているようにしか見えなかったが、パティ・スミスはその辺の男よりも遥かにロックン・ロールを体現してきたと思う」と言ったが、これは実はこの人の事を真っ先に思い出して書いたものだった。そんな明確で具体的な理由はないけど、アルバムを重ねるごとにそんな感じがしたからだ。で、この1stアルバムが出たころってパティ・スミスを引き合いに出して書かれている記事があって「ふざけんなよ」と思ったことがあったからなおさらだ。でもこうして聴いてみると結構よかったりする。今だったら聴けるかなw
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