2013年12月1日日曜日

パール・ジャム / Ten


パール・ジャム / Ten

Pearl Jam / Ten(1991年リリース)
①Once ②Even Flow ③Alive ④Why Go ⑤Black ⑥Jeremy ⑦Oceans ⑧Porch ⑨Garden ⑩Deep ⑪Release

【アルバムについて】
10thアルバム『ライトニング・ボルト』をリリースし、今もなおロックバンドとして人気を維持し続けているパール・ジャム。そのバンドの生い立ちは、グランジの祖と言われるバンドのひとつであるグリーン・リヴァーが後にパール・ジャムを結成するストーン・ゴッサード(g)とジェフ・アメン(b)、同じくマッドハニーを結成するマーク・アーム(vo)とスティーヴ・ターナー(g)に分裂し解散してしまうことから始まる。ストーンとジェフはその後、マザー・ラヴ・ボーンの結成と消滅、サウンドガーデンのメンバーも参加したテンプル・オブ・ザ・ドッグでの活動を経てパール・ジャムを結成し、この1stアルバム『Ten』でいきなり成功を収める。パール・ジャムの『Ten』とニルヴァーナの『ネヴァーマインド』の成功は、シアトルから登場したグランジやオルタナティヴ・ロックと呼ばれた音楽によるムーヴメントを大きく後押しした。その勢いは、アリス・イン・チェインズやスクリーミング・トゥリーズといったシアトル出身のバンドだけでなく、スマッシング・パンプキンズやストーン・テンプル・パイロッツなどシアトル以外のバンドと共にメインストリームを完全に塗り替えてしまったのだ。だが80年代末から90年代初頭にかけて急激に立ち上がったこのムーヴメントは、94年のカート・コバーンの死によりあっけなくひとつの区切りを迎えてしまった。しかしパール・ジャムは結成20周年を迎えてもなお、シーンの最前線で活躍している。

【オススメ度】★★★★★
ニルヴァーナの音楽がポップの要素を持っていたのに対し、パール・ジャムの音楽は泥臭いハードロックであり、日本での人気はよりキャッチーなニルヴァーナに軍配が上がるだろう。だが、『Ten』と続く2ndアルバム『Vs』は一度は聴いてみて損はないはず。本当にいい曲がいっぱい詰まってると思う。(k)

【hiroumiの感想】
パール・ジャムは4枚目の"No Code"というアルバムで初めて聴いて、当時は好きなアルバムの1枚だった。そこから遡ろうとして前作の"Vitalogy"で「んん・・・?」となってしまった、なんでこんなアルバムが大ヒットしたのだろうと不思議でしょうがなかった。それで俺のパール・ジャム体験は終わりで、今はせいぜいニール・ヤングのバッキングに徹した『ミラーボール』を聴くぐらい。上でもkakudaya氏が『Ten』と『Vs』は聴いておけと書いているにも関わらず、その肝心の2枚を聴いていない俺はこれだから当時のシーンについていけなくなっちゃうのだろうなと思ったりもする。



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